霞目駐屯地は名前だけは知っていたが、行った事が無いので何処にあるのかイメージも持っていなかった。初めて行くことになって調べたら、何と仙台市内にあったのだ。仙台市若林区霞目と言うのが基地周辺の地番である。地下鉄の乗って「御町」で降りて、住宅地を抜け徒歩で20分ぐらいかかる場所に突然駐屯地が広がる。正門に辿り着くまで、殆ど住宅地と言う隠れた?場所に存在した。この飛行場は今でいう郵政局が郵便物の空輸をするために造った飛行場だそうで、後に仙台から東京や札幌も定期便も出るようになった。戦時中は陸軍の航空訓練基地として使われ、戦後は米軍が使い、彼らが撤収後に陸自が駐屯することになった。当時東北地方には陸上自衛隊東部方面隊があり、傘下に9師団/6師団/12師団の3つの師団が存在したので、陸自のヘリ部隊も東北地方の中心地である仙台市に本拠地を構えたのであろう。
↑ ヘリコプター映像伝送装置を付けたUH-1J/41812は、この装置の作動実演を行って、カメラ口を上下左右に振ってみせる。3.11大震災の際、この装置からリアルタイムに送られてきた津波の様子は全世界に衝撃を与える程のニュース映像となった。
↑ 陸自航空祭では必ず各種のヘリの実演が行われる。霞目でもオートバイ偵察隊の展開、リぺリング降下、人命救助、水タンク放水実演等が手順良く進行した。UH-1J/41861にも着脱式のステップが付けられている。本機はオートバイ偵察部隊の前方展開を披露した。
↑ 離陸するUH-1J/41890。霞目飛行場は晴天日の午前中はランウェイのR/W-32側(東南東)から強い太陽光が来るので、上写真の様なランウェイと90度の角度であればヘリの側面に光が当たるが、ヘリがランウェイと並行の位置になれば、側面は陰になりやすい。
HOME
NEXT
click here
↑ 人命救助訓練の実演をするUH-1J/41861。災害派遣で最も使われるヘリの一つであるUH-1Jは、特にこの訓練が欠かせないであろう。
↑ リぺリング降下に使われたUH-1J/41890。東北方面ヘリコプター隊で唯一部隊シールの残っている機体だ。リぺリングの際、ロープの接触面が傷まない様、毛布を使っているのが判る。
↑ スライド扉と中扉を開ければ、かなり広い間口が生じ、オートバイなどの機材の出し入れも楽である。偵察用オートバイの展開実演では大抵2台のオートバイを積載している。ウクライナ戦争でのドローンの運用を考えれば、オートバイでの偵察は次第にリスクが高まり,効率も悪い事から、各種ドローン偵察にシフトして行くのかもしれない。
Wings
↑ 霞目駐屯地正門とランウェイから見た管制塔と格納庫群、陸自の駐屯地開設は1957年(昭和32年)、東北方面航空隊が霞目駐屯地に移動してきたのは1962年(昭和37年)となり、2027年には駐屯地創設70周年となる。